2020-05-04 裸の爪 なにも書けないのになにかを書きたがっているしねばいいのに、と繰り返すたびになにかが本当に死んでしまった変わらないでいてね、そのままでいてね過去を撫でつけて爪をたてるむかしの匂いが消えていく信号機が変わる踏切の音が鳴る曇り空は青みがかったグレーだったそんな記憶はあったっけ?なにかを殺して、生まれてくるものを祝福するくらいの図太さと覚悟がわたしにはある許されるために書いてるんじゃない