わたしたち、もっと、わかりあえたね 煙になった姿を見上げて思う。お焼香の匂いが制服に張り付いている。きみがすきだったもの、わたしそんなに知らない。きらいなものの話しかしなかった。きみは嫌っていたけど制服のワイシャツはよく似合っていたよ。薄っ…
なにも書けないのになにかを書きたがっているしねばいいのに、と繰り返すたびになにかが本当に死んでしまった変わらないでいてね、そのままでいてね過去を撫でつけて爪をたてるむかしの匂いが消えていく信号機が変わる踏切の音が鳴る曇り空は青みがかったグ…
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