陽が落ちてくるのを、肌で感じる。畳に頰をつけて1日寝そべっているので、あとが付いて痛い。だらしなく伸ばした腕に射していた光が消えて暗くなっていく。痣が見えなくなっていく。紫色のそれが薄くなっていくと、もうわたしに興味なくなったのかなと不安に…
助けてください、と書かれたノートの切れ端がぼくの机に入っていた。細く弱々しい字は読むだけで、ぽきりと折れてしまいそうな気がして恐ろしかった。なんだか、こちらまで心細くなってきた。だれが入れたのだろう。昼休みの騒がしい教室を細目で見渡す。女…
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